こんにちは、アンディです。
一級建築士も二級建築士も設計製図試験の勉強始まっていますね。
今回は最も基礎であり、最も重要な「線の引き方」について書いていきます。
ちゃんと動画とかで紹介したかったんですけど、なかなかうまく撮影ができなかったので文章で書きますね。いつか動画でも上げたいなと思いますが。。。
それでは本題に入りたいと思います。
設計製図試験の線の重要さについて
一級建築士試験の製図、エスキスとか書き込みとか、プランニングの仕方とかいろいろ困ることあると思いますが、すべての礎となるのは図面を書く線です。
線の美しさは図面の美しさに直結します。
今や実務ではスケッチ程度しか手書き図面なんて書かないでしょうから、みんな最初は線の描き方に迷います。うまく表現できないまま本試験を迎え苦労する方も多いと思います。
この線の描き方こそ設計製図の合否を分けると私は思っています。
特に、私はプランニングが他の人に比べて得意だったので、線の汚さと文字の汚さが原因(とした作図モチベーションの低下)で2回落ちたと自己分析しています。
シャープペンの太さでで太線、細線をかき分ける方もいますが、私は絶対にお勧めしません。作図時間と集中力の浪費につながります。
線の書き分け方について
使うのは0.5㎜の製図用シャープペン一本です。
0.7㎜とか0.3㎜のシャープペン使い分ければ普通に太さ変わるからよくない?
結局意識的にかき分ける技術がないと何ミリのシャープペン使っても太くなったり細くなったりします。0.5㎜のシャープペンで0.5㎜の太線を描き、細線は力を加減しペンを回しながら均一に描けば十分にかき分けできます。
シャープペンの芯はHBを使いましょう。
なぜHBなの?太い線書くならBとか2Bでもいいのでは?
Bや2Bの芯はやわらかく、粉が散るので図面を汚す原因になります。
あとやわらかいから力を入れるとすぐに折れてしまいます。
太線の引き方(描き方)
太線は0.5㎜のシャープペンの断面をフル活用して0.5㎜の線を描くイメージです。
ペンは紙に対して垂直にたてて、ぐっと押し込むぐらいの力で引いていきます。
芯って垂直の力には強いので簡単につぶれません、折れてしまうって方は、少し斜めにして押し付けているからでしょう。HBの芯がつぶれる直前ぐらいの力で押し込みながら線を書くとシャープペンの芯の断面をフル活用した0.5㎜線を描くことができます。
これが太線です。
慣れれば意識せずに太線を書いていけるでしょう。
細線の引き方(描き方)
細線はおそらく学校でも習うと思いますが、線を書きながらペンを回転させて描くあの方法です。
一本の線を引く間にペンを一回転させる方法ですね。
細線を書く時は太線ほど力を入れずに紙に対して斜めにしてスッと書いていきます。
0.2㎜ぐらいの線が多分描けます。
これが細線です。
回転させないと均一に描けないのでその辺は普通になれるまで書いていきましょう。
補助線の引き方(描き方)
補助線は細線とほとんど同じですが、力を入れずにペンの重みだけで線を描くイメージです。
細線と同様にペンは回転させましょう。
力をほとんど入れないのでまあペンを回転させなくてもごく細にはなりますが。
これが補助線になります。
シャープペンと芯について
シャープペンについて
シャープペンは太線を書く時に芯が引っ込まないちゃんとした軸のものを選びましょう。たまにホールドの弱いのがあり、太線を書く時に引っ込んでしまいます。店頭でホールド力を確認して買うといいです。しっかりしたものは全力で垂直に押しても芯のほうが圧縮破壊を起こします。そういうペンをえらぶといいでしょう。(太線は圧縮破壊するより少し力を抜いた力で描きます。)
芯について
100円均一や安い芯を使うのはやめましょう。
UNIやAinなど質のいい芯を使ってください。
使う道具に関しては下記の記事でも触れています。
HBのシャープペン一本で描くメリット
最後になりますが、HB0.5㎜シャープペンで描くメリットは以下のようになります。
粉が散らず、図面がきれいになります。
記述問題もたくさん字を書きますから同じ感覚で文字を書けます。
使うツールが多すぎるとそれだけ習得する技術も多くなる。
設計製図試験は時間との戦いなのでいかに判断、ストレスを減らすかが重要なポイントになると思います。
それでは設計製図、頑張ってください!
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