いよいよ一級建築士試験の製図の勉強が始まります。
ひとまず学科の答案が出回るまではしばしの休息ですね。でも、すぐに製図試験の対策が始まることと思います。(今年からは製図試験を受ける年度をずらせるようですが)
そこで製図試験で準備すると良いものを紹介します。私が考える最低限であり必要十分なアイテムになります。(画像は商品リンクになっています。)
作図アイテム紹介
・電卓
電卓はとにかく押しやすく丈夫なものを選びましょう。かっこいい電卓とか試験にカッコよさは必要ないです。
製図道具と一緒に持ち歩いでも機能を損なわず、邪魔にならないモノがいいでしょう。私はCASIOの1500円ぐらいの電卓でした。シンプルでタフなのでお勧めです。
・透ける字消し板
めんどくさがりでも字消し板は持っておきましょう。細かい部分の修正や、図面の調整に非常に役立ちます。ペン型の消しゴムもあると便利ですが、字消し版で事足りるでしょう。裏が透けて見えるものが使いやすいです。
・1/200スケールのあるテンプレ付き三角定規
作図の際の基本左手に装備するものと考えてください。
細かい縦線、図面の書き込みをスピーディーに行えます。資格学校が売ってたりします。価格設定が高くてむかつきますが、投資価値はあります。買いましょう。
大きいサイズで良さそうなものを楽天でみつけました。大きくて三角定規はこれだけでカバーできるかもしれません。これはスケールもついていておすすめです。
・勾配定規
勾配定規は好みやほかの定規とのサイズのバランスを考えて大きいサイズか小さいサイズを選びましょう。わたしは大きいものを使っていましたが、取り回しはしにくいです。もし大きい三角定規を持っていれば、勾配定規は小さくてよいです。小さい三角定規しかない場合は大きい勾配定規にしましょう。どちらにせよ長い縦線を引くのに大きなサイズも必要になります。
・大き目の円定規
上記のテンプレだけでは対応できない丸を描くためにあったほうがいいです。試験で大体5mとか10m円は描かされる可能性があるので25㎜、50㎜等がかける円定規は買っておくと便利です。試験中コンパスなど使ってられません。フリーハンドがうまい人は不要です。
・色ペン+マーカー3色(なれたら少なくてもOK)
エスキスの時は自分でルールを作って色でプランをわかりやすく整理していきましょう。
資格学校でもいわれますが、マーカーは3色ぐらいあったほうがいいです。これはあえていうことでもないかもしれないですね。私はそれに加えて赤のボールペンも使っていました。
ただ、種類はこすって消えるフリクションのものでなくても十分だと思います。高いですし、できるだけ消す必要がないようにエスキスしましょう。というかある程度きたなくてもエスキスを前進させてください。ある程度、思考の形跡を残せるのもよかったりします。
・軸のつよいシャープペン
これめちゃくちゃ重要です。これだけでこんど1記事かこうと思っています。線の描き方に大きく影響するので書き方が定まっていない人は参考にしてみてください。シャープペンは0.5㎜のHBだけで線を描き分けます。濃い芯を使って書くと図面もにじんで図面が汚くなるので、HB0.5mmでの書き分けを覚えましょう。
シャープペンはロフトとか実際に書き味を試せるところで選びましょう。芯をだして垂直に押したときに芯が引っ込んでしまうシャープペンは避けましょう。芯が圧縮されてつぶれるシャープペンを選んでください。(そのあたりはどうやらペンの製造時の精度によるものだそうなので同じ種類のペンでもホールド性能に個体差があります。)
太線・細線・補助線3種類明確に違う線を描くことができればいいですから。その方法を詳細を伝える記事を書く時にお伝えしたいとおもいます。
2022/08/04更新↓書きました!
・質の良い0.5㎜のHBの芯
・芯の質はかなり作図の完成度にひびくと僕は思っています。良いものを選びましょう。UNIやぺんてるなどのしっかりしたメーカーのものであればだいたいいい線が描けます。
弱い芯を選ぶと太線を描くときにぼきぼきおれますので質のいいものを選びましょう。
・消しゴム
こればぶっちゃけ何でもいいです。あえて言うならまとまりやすいものを選びましょう。安物でカスが細かいものはやめましょう。
定番品のリンクを置いておきます。
・15cm三角スケール
エスキスで使うスケールです。エスキスでは1/400で描くことが多いので1/400のあるものを選んでください。大体ありますが、たまに1/250とか変なスケールもありますので注意してください。
アルミ製のオシャレなものもありますが、落ちたりすると過剰にうるさいし重くて無駄に平行定規上を滑り落ちていくのでプラ製のをおすすめします。
・道具入れケース(透明ファイルケースがおすすめ)
作図セットを入れるケースです。いろいろみんなこだわりのケースやペン立てを用意しますが別に変わらないのでこれでいいです。
画像は無印の商品ですが、100円均一にも似たものが売っています。それで十分です。
・立てて使える筆箱
筆箱は立てて使える筆箱が試験にはお勧めですね。持ち運びも試験中のペンの持ち替えもしやすいです。
以上が、あまりぐちゃぐちゃモノを持ちたくない私が選ぶ、最低限の製図セットです。
図面を掃除する刷毛(ハケ)はあってもなくてもどちらでもいいです。0.5mmHB作図を覚えたら図面はあまり汚れません。
参考になれば幸いです。
それでは。
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