建築業界を目指す人向け、建築設計の分野について

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こんにちはアンディです。

今回は建築設計の領域について話をしてみたいと思います。建築設計の道に進んでみたいという方の参考になれば幸いです。

私は今ゼネコンで働いており、建築設計の仕事をしています。建築設計って何をするの?とかどうやってるの?というのを気になる方もいると思うので、そのあたりについても話をしていきたいと思います。

設計の分野

建築設計には分野があります。

設計の分野は大まかに分けて、意匠設計・構造設計・設備設計の3つがあります。

建築物は一つの建物であっても非常に多くの情報を含んでいてそのすべてを一人で設計するのは難しいです。その分野一つを取り出しても、数人のチームを組んで取りまとめることがほとんどとなります。

それではそれぞれの設計分野についてみていきたいと思います。

意匠設計

建築設計と聞いて主にイメージされるのがこちらの意匠設計でしょう。建築物の外観・内観・計画性などを総合的にみて、設計します。

デザインだけでなく、法律の適合性や、構造・設備的な面も取りまとめ、プロジェクトの統括係となります。

作家性・作品性の高い意匠設計士を人は建築家と呼んだりしますね。

インテリアデザインなどもすべて行ってしまう場合もあれば、インテリアデザイン、サイン計画などは、デザインナーと分担しながら設計を行っていく場合があります。

構造設計

建築は外部環境から身を守るシェルターの役割もありますね。そのため建築物の耐久力をしっかりとしたものにしなくてはいけません。

用途や規模に合わせて、適切な構造形式を選び、構造体の素材や大きさを決めていくのが構造設計者です。

建築家とタッグを組んで構造の面から作家性・作品性をつくりだす構造設計士は構造家と呼ばれることもあります。

設備設計

建築の快適性に大きくかかわる空調や、照明の計画を行うのが設備設計ですね、

その建築物に必要な給排水量や電気量などを計算し、適切に設備を配置していくのが設備設計の役割です。意匠設計や構造設計に比べてあまり表に出てきませんが、近年の建築業界においてはエコロジー・環境配慮が叫ばれているので非常に重要で、おそらくもっとも設計者の需要が大きいのではないでしょうか。

設計者の中ではかなりエンジニアリング色が強い領域です。

設備設計の中でも、電気設計、給排水設計などで設計者が分かれる場合もありますね。

どの設計領域を選ぶか

将来設計者になりたい人にとってどれがいいかというのは好みにもなりますが、建築の仕事に関わりたいのであればとりあえず建築系の学科がある大学を目指すとよいでしょう。建築業界、特に設計職は学歴重視なところがあります。

また、大学に入っていろいろ学ぶうちにどれを自分がやりたいかというのは見えてくると思います。

私が通っていた大学でもみんな最初はそれほど詳しくなく、多分、意匠設計を目指していましたが、年次が進むごとに意匠設計志望者はほとんどいなくなり意匠設計をやる人は1割程度になりました。それぐらい想像と実際の勉強や実務は異なってきます。

あと、こんなことをいうと変ですが、建築設計というのは、オシャレでも何でもないし、ブラック業界です。設計者を志すような、頭脳労働を好む人は、他のIT系や金融などの方向に進むほうが労力に対して多くの見返りを得ることができるでしょう。

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