こんにちはアンディです。
今回は不動産関連評価制度(GRESB)について調べたことを書いてみようと思います。
以前のエントリで持続可能な社会についての動きについて書きました。
その中でさらっと触れた不動産関連評価制度(ESG)について今日は書いていきたいと思います。
ESG投資とは
ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のことを指します。特に、年金基金など大きな資産を超長期で運用する機関投資家を中心に、企業経営のサステナビリティを評価するという概念が普及し、気候変動などを念頭においた長期的なリスクマネジメントや、企業の新たな収益創出の機会(オポチュニティ)を評価するベンチマークとして、国連持続可能な開発目標(SDGs)と合わせて注目されています。
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/esg_investment.html
ESG投資 評価に関して
ESG指標
ESGスコアとは、第三者評価機関が、対象となる企業のESGにおけるパフォーマンスやリスクを測定・算出した指標です。このESGスコアがあることで、投資家は企業のESGの取り組みを相対比較することが可能になります。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/83293#head2
ESG評価機関
ESGの評価をする機関
https://www.sbbit.jp/article/cont1/83293#head2
・MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)
米国に本拠を置く、あらゆる金融サービスを提供する企業。世界の約70を超える国・地域の株式市場をカバーし、幅広い株価指数の算出などを行っている。
・FTSE Russell
英国に拠点を置く、あらゆる金融サービスを提供する企業。株式・債券・不動産をはじめ、あらゆる資産クラスの指数を提供しており、ロンドン証券取引所をはじめ世界の多くの取引所が同社の提供するインデックスを利用している。
・Sustainalytics
投資信託の格付けを中心とした金融・経済情報を提供する米国モーニングスターグループの中のESG調査・レーティング・データ提供を行う企業。
・S&P Global
米国に本拠を置く、あらゆる金融サービスを提供する企業。信用格付け事業S&P グローバル・レーティング、株価指数を算出するS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスなどの事業体の親会社。SAM Corporate Sustainability Assessment(CSA)のデータを活用したESG評価のデータを提供している。
ESG評価基準
FTSE Russells ESG Rating | MSCI ESG Rating | SUSTAINALYTICS ESG RISK Rating | |
E | 生物多様性 気候変動 汚染と資源 水の安全保障 サプライチェーン(環境) | 地球温暖化(Co2排出、製品カーボンフットプリント等) 自然資源(生物多様性等、責任ある原料調達) 廃物管理(有害物質と廃棄物管理、梱包材廃棄物等) 環境市場機会(グリーンビルディング、再生エネルギー等) | 環境方針 環境管理システム 外部評価 二酸化炭素排出原単位ートレンド |
S | 顧客にたいする責任 健康と安全 人権と地域社会 労働基準 サプライチェーン(社会) | 人的資源(労働マネジメント、労働安全衛生、人的資源開発等) 製品サービスの安全(製品安全、品質) ステークホルダーマネジメント(紛争メタル等) 社会市場機会(健康市場機会等) | 結社の自由ポリシー ダイバーシティプログラム サプライチェーン 責任あるマーケティング方針 健康製品方針 製品サービス安全プログラム |
G | 腐敗防止 企業統治 リスクマネジメント 税の透明性 | コーポレートガバナンス 企業行動 | 内部通報者プログラム グローバルコンパクト署名 ESG報告基準及び検証 ESGガバナンス 取締役会(多様性・独立性) |
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